2006年02月15日

マスゴミ様、どの口で違法販売を批判できるの?

損保ジャパン違法契約 527人処分公表せず 社員が保険料立て替え (読売新聞 2/14)
 損害保険会社大手の損害保険ジャパンは14日、提携する第一生命保険の生保商品を販売する際、社員が保険料を立て替える違法販売366件を含む計431件の不適切な取り扱いがあったと発表した。280人の社員が違法契約などにかかわり、損保ジャパンは、対外公表しないまま、今年1月に担当役員を含む527人を大量処分していた。保険料の立て替えは「特別利益の提供」にあたるとして保険業法が禁じており、金融庁は行政処分を検討する。

 損保ジャパンによると、2002年2月から05年8月にかけて、提携する第一生命保険の死亡保障商品などについて、社員が保険料を立て替えて加入を勧めたケース172件、知人らの名義を借りて社員が保険料を負担し続けるケース194件の計366件の違法販売が見つかった。また、金融庁の監督指針に違反して社員が直接生命保険の募集を行い、代理店の売り上げとした不適切なケースも65件あった。

 損保ジャパンは、社員の業績評価が、担当する代理店の営業成績と結びついており、生保商品の売り上げ目標に届かない代理店の成績をかさ上げするため、社員が違法契約を行っていたという。損保ジャパンは「組織的ではないが、営業目標が高すぎた」としている。

 今回の問題は、04年10月の社内調査で一部発覚し、その後の調査で全体が明らかになったという。これを踏まえ、損保ジャパンは今年1月下旬、担当役員の湊亮策副社長ら3人が役員報酬月額3%を自主返上し、違法販売などに関与した営業社員や監督責任のある担当部長ら524人を厳重注意とする社内処分を実施した。第一生命も「チェックが十分でなかった」として担当役員ら3人を処分した。

損保ジャパン、違法販売で520人の大量処分 (朝日新聞 2/14)
 損害保険大手の損保ジャパンの社員280人が契約目標の達成のため、近親者や取引先に加入を頼み、自分で保険料を立て替えて代理店が契約を取ったことにしていたことが分かった。保険会社による保険料立て替えは「特別利益の提供」にあたるとして保険業法で禁じられている。同社はこの事実を対外的には公表しないまま、社内で約520人の大量処分をしていた。金融庁は同社の行為を把握しており、今後、行政処分を検討するとみられる。

 違法行為で販売していた商品は提携先の第一生命保険の生命保険。02年2月〜05年8月に合計366件の違法販売が確認された。両社は01年から相互に相手の保険商品を自社営業網で販売する提携を結んでいる。

 損保ジャパンによると、04年10月からの社内調査で違法販売が発覚し、05年2月以降に全国の社員計6000人に聞き取り調査をした。その結果、280人の営業担当社員が契約者に代わって保険料を立て替える違法行為をしていたことを認めた。代理店での第一生命商品の契約高が目標未達になったためという。全国約530の販売拠点のうち約130拠点で起きていた。

 担当する代理店の成績が悪ければ社員の業績評価に響くことから、自腹を切ってでも成績を上げようとしたという。代理店を管理する側の社員が違法行為をしていたうえ、早期解約や保険料の払い込みが滞るといった例が少なかったため、違法行為があってから3年間も発覚しなかった。

 契約者に積極的な加入意思がないのに「名義」だけを借りた契約も366件中194件あった。これについて損保ジャパンは「健康診断や書類への記入は契約者本人にしてもらっている。架空契約ではない」と釈明している。

 1月下旬には担当役員3人が報酬3%を1カ月間、自主返上したほか、監督責任者を含めた約520人に厳重注意などの社内処分を決めた。

 違法販売が大規模に起きたことについて同社は「組織的な指示はない。販売目標の達成が最優先され、社員への法令順守教育が不徹底だった」として、社員の業績評価の手法を見直す方針だ。ただ、業界ではこうした立て替え行為は「販売目標達成の常套(じょうとう)手段」(関係者)との声もある。

 損保ジャパンが販売する第一生命の商品は死亡保険が中心で、第一生命全体の新規契約高の2%超を占めている。問題が起きた期間の販売実績は約3万6000件だった。違法販売の契約対象者には違法の事実を直接説明し、すでに解約した契約者もいるという。

 損保ジャパンでは昨年12月、山口支社で社員が契約書の印鑑を勝手に押すなど、過去3年間に52件の不適切な契約手続きをしていたことも明らかになっている。

損保ジャパン:違法営業130拠点で 1年以上公表せず (毎日新聞 2/14)
 損害保険ジャパンで14日発覚した保険名義借りなどの違法販売について、同社は経営陣の関与を否定した。しかし違法営業は販売ノルマを達成することを目的に、全国の販売拠点の2割に当たる約130拠点で起きていた。さらに同社は違法営業を把握してから1年以上たつ同日まで「対象契約者とは円満解決済み」として対外公表しなかった。損保各社で保険金の大量不払いが明らかになる中、経営陣の問題意識の低さは、保険不信に拍車をかけそうだ。

 違法販売は05年8月までの3年半に366件発生。いずれも提携先である第一生命保険の生命保険の販売ノルマを達成するため、営業部門の社員が親族や知人名義で契約し、保険料の一部や全部を社員が立て替えていた

 保険業法は、契約者間の公平性を保つため、特定の人だけに保険料を割り引くことを禁じている。同社は04年10月に違法販売を把握。05年2〜8月に関係社員に聞き取り調査をし今年1月、社員ら527人を処分した。しかし担当役員は報酬1カ月分の3%カット、社員は厳重注意などと軽い処分にとどまった。

 さらに調査期間中にも多数の不適切な販売を引き起こしていた上、対外公表も「解約を受け付けるなどして、対象契約者と円満解決済み」だとして14日まで行わないなど、対応は後手に回り続けた。

 損保ジャパンと第一生命は01年に商品の相互販売を開始。両社とも相互販売による販売高が全体の2%を占める。三井住友海上火災保険と業界2位争いを続ける損保ジャパンにとって相互販売の維持、拡大は至上命題だ。

 しかし損保の代理店の多くは、生保の死亡保険の販売経験が浅い。一方、月数万円の保険料になる死亡保険を売る生保の営業職員にとって、年間数万円程度の自動車保険を勧めるのは「それほど難しくはない」(大手生保)。第一生命側に匹敵する実績を上げるため、経営陣が設定した高めのノルマの達成を迫られる中で違法販売が広がったとみられる。

 損保ジャパンは「目標が高すぎたというより、想定以上に代理店の育成が遅れていたことが原因」としているが、育成の度合いに見合った目標設定でなかったことへの責任は免れない。【宮島寛】

法は法ですから、それを破っての販売はいけません。
それは当然のことですよね。

ただ、漏れはこのニュースを見て、まったく別のことを思いました。

それは、新聞についてです。

新聞というのは、独占禁止法の「特殊指定」となっています。
これはどういうことかというと。
地域別に定価を定めたり、また個別に割引したりということを、してはイケナイ商品に指定されているわけです。
定価販売が許されているのではなく、全国一律で定価販売しなければいけないものなのです。

こう聞いて、あれっ?と思った人も少なくないかもしれません。
ウチは割引してもらってるよ!と。

そうです。
新聞業界が、この決まりを守られていないのは、暗黙の了解となっているからです。

何を隠そう、うちの実家も、朝日新聞を購読しているのですが、なんだか割引してもらってるらしいです。
販促品なんかいらないから割引してくれ、といったらOKだったそうです。
(どのくらいの割引なのかは聞いてないです)

なかには、ノルマ達成間近などのばあいは、勧誘員が全額負担する場合もあるようです。
(ソースがほしい方はてきとうに検索してください。真偽はともかくけっこう引っかかります)

また、販促品にも規制があり、6ヵ月分の8%を超えてはダメという決まりがあります。
こちらも守られているとは言い難い状況のようです。

つまり、他の業界は厳しく批判するが、同じ事をやっている自らにはダンマリどころか、マスコミ全体を見渡しても報道する様子もありません。

マスコミ内部には、このことを問題視する人すらロクにいないようですが、いちおう、新聞労連のHPからソースを。

笹崎穏司さんの講演 「販売正常化」こそ、新聞の未来を救う (新聞労連 04/10/07)
■「無代紙」は悪性のガン
 そうした目に見える拡材よりも、もっと悪質で、しかも修復が極めて難しいものが拡材とし て使用されている「無代紙」です。無代紙というのは新聞そのものを1ヵ月とか2ヵ月とかを拡材として無料で提供し、6ヵ月は有代とか、1年は有代とかで契約する類(たぐい)のものです。これが関西方面ではケタ違いで1年サービスの3年契約、しかもその上に金券が載っかっているなんていう風聞があります。
 新聞1ヵ月分のサービスは3,925円のサービスとなります。拡材の上限は1,884円です。読者は断然3,925円の方を喜ぶに決まっています。つまり、1,884円の拡材では無代紙に対抗出来ない、そのことが拡材の大型化を誘発するという悪循環を招いているのです。
 こうした無代紙だけでなく「値引き」があります。例えば本紙を購読してくれればスポーツ紙をサービスするとか、両方とってくれれば2,000円値引きしますとかいうやり方です。
 こんなことがこのまま放置され、更に高じていくようなことがあれば、新聞は定価があってないも同然となって、再販制度に影響するであろうことは目に見えています。あれほど大騒ぎした再販問題なのにどうしたというのでしょうか。このような自分で自分の首を締めている違反行為が当たり前のように横行している有様は、狂っているとしか言いようがありません。
 金券などもそうですが、無代紙や値引きは公取が何と言おうと、われわれ業界の将来にとっては悪性のガンであることに変わりはないのです。


あと参考になるHPとして、漏れの好きなブログ「マスコミ不信日記」さんを紹介しておきます。
興味ある方はこちらも併せてどうぞ。

マスコミ不信日記 - 特殊指定なんていらない
posted by 深淵 ◆tLy454Q/mI at 00:20| Comment(4) | TrackBack(2) | マスゴミ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
トラックバック、ありがとうございます。
別記事の形でトラックバックさせていただきます。
Posted by field_isle at 2006年02月15日 21:03
そういえば『1年間ただでいいから』といわれて
○日新聞をとったことがありました。
(ちょうど、藤村ゴッドハンドスクープがあったときでした)
さすがに、ただじゃ悪いと思い、スポニチも一緒にとった(こっちは金払った)んですが。
今回の記事を読んで、
もしかして、俺って馬鹿?と思ってしまいました。
Posted by ひらばりあん at 2006年02月16日 00:11
>field_isleさん
コメントありがとうございます。
そういう意味でトラバさせていただいたんじゃないんですが・・・
ま、いいか。

>ひらばりあんさん
>○日新聞
朝日なのか毎日なのか中日なのかはっきりさせてくださいw
ま、ゴッドハンドで見当つきますがw
Posted by 深淵 ◆tLy454Q/mI at 2006年02月16日 12:19
>深淵さま
ゴッドハンドとスポニチで判断してくださいw
いやぁ、何気に新聞名を隠そうとして○日新聞と書いたら、
あっち向いてる新聞ばっかりだなぁ。
Posted by ひらばりあん at 2006年02月17日 16:14
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損保ジャパンがやっちゃった・・・。
Excerpt: 今日もやります!生命保険の話題です。   私のブログでも今日は「この話題」を取り上げるしかないですね・・・。損保ジャパンがやってしまった・・・っていうか、バレちゃいましたねぇ。 &nb..
Weblog: 保険の歩き方 〜生命保険で500万得するための知恵袋〜
Tracked: 2006-02-15 15:35

朝日新聞のサービス品
Excerpt: 深 淵 世 界: マスゴミ様、どの口で違法販売を批判できるの?へのトラックバックにさせていただいています。
Weblog: Field Isle
Tracked: 2006-02-15 21:05
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